SUPER GT 2018 Round8 Motegi Final

【This is The RACE】
 まさしくその一言がふさわしいレースとなった2018年スーパーGT最終戦。
 GT500クラスはランキング1位が同ポイントで並び、GT300クラスはランキングリーダーの55号車がグリッド中盤で沈んだことにより、結果いかんでどこがチャンピオンとなるかわからない展開に。

 31号車、GREEN TEC apr Priusは8番手スタートの平手晃平がスタートドライバー。

 パレードラップスタート時に300車両がスタートできなかったものの、大きなトラブルなくレースはスタート。茂木特有のレイアウト故に数周は群れになってコーナーを抜けていったが平手は落ち着いて接触なく隊列を形成していき、4周目には順位を落としていたランキング2位の65号車の背後につく。この時点で2つポジションを上げて6位に。

 6周目からは本格的に65号車に迫るが、チャンピオンのかかってる65号車も必死のブロックラインを取る。
 半ば押し出されそうな形になるも平手はマシンと自身をしっかりコントロールする。まさしく意地と意地のぶつかり合い。
 今回は250kmという通常より短いレースということもあり、タイヤ無交換の作戦も選択肢としてあり、お互いのストラテジーを読み合いながらのレース運びに。そのため、500車両が追いついてきたのもあり、パッシングのタイミングを失ってしまう。

 迎えた20周目、ようやく65号車を平手ならではのアグレッシブなドライビングでパス、5位に浮上する。この周に65号車はピットインし、案の定タイヤ無交換でピットアウトする。
 22周目、先頭を走っていた88号車が左リアがバーストし、ピットが近かったものの順位を落とし平手は4位に。
 しかし、これで何が起こるかわからない、チェッカーを受けるその時まで目が離せない事が示されてしまう。

 23周目、0号車がピットインし3番手に。0号車は左二輪交換をし、65号車の後ろでコースに戻る。
 25周目、61号車のミスを誘い、冷静にマージンを保ちながら加速の鈍った61号車を横目に2番手まで上がる。
 プリウスを映せといわんばがりに、次々とバトルシーンを提供し、27周目からは11号車がピットインするタイミングで1位を走行する。
 ここからはピットインに向けたマネジメントとなり、周回数規定ほぼマックスの35周目にピットイン。
 31号車もタイヤ無交換作戦を選択。嵯峨選手に交代し、どの位置関係で戻れるかが重要な中わずかに65号車の前に出られず、レースペースを完全に取り戻せない間に距離をあけられてしまう。

 ポイントリーダーの55号車は37周まで引っ張り、タイヤ無交換でピットアウトしたものの7位でコースに戻り、その後8番手に順位を落とす。
 この時点で65と31の1位になった方がチャンピオンという状況になったが、65号車に2.5秒差まで追いついたものの2位フィニッシュ。
 シリーズランキングは3位で終えることとなった。

 レース終了後、平手がチームにまず発した言葉は『すいません』の一言。その目は赤くなっていたという。
 そこに今年、色々な言葉が周囲で飛び交う中、aprというチームで走る事への様々な思いが現れていたと思われる。

 平手からの言葉は改めて、一年を振り返る形でお届けさせていただくとして、最後にaprチーム、嵯峨選手、ブリジストンタイヤ、各スポンサー、メカニック、関わるスタッフ、レースクィーン、ファン、そしてライバル皆様にお礼をお伝えできればと思います。

 一年ありがとうございました。

2018年11月11日