SUPER GT 2019 Round.7 SUGO Day2

 雨の予報が出されていた決勝日。
 午前の段階では本当に雨が降るのかというほどの天候だったが、レーススタートが近づくに連れて雲が立ち込めてゆき、スタート進行時には霧雨、そしてスタート直前には路面を一旦濡らしてしまうほどとなった。
 この難しい判断を迫られる環境の中、スタートドライバーは平手が担当。タイヤも自らの意見を出し、ウェットタイヤ(雨量が少ない時に適しているダンプタイヤ)に交換してスタート。

 スタートはSC先導となったが、4周目に解除となりレーススタート。
 スリックタイヤをチョイスした陣営もあったが、今の路面では苦しくみるみるうちに順位を落とし、平手は5番手に浮上。3号車のペースは安定して速く10周目には3番手まで上げる。

 その後、しばらくはアクシデントもなく順調にラップを重ねていったが、ドライバーミニマムを過ぎた28周目からレースは動き始める。
 他陣営では、タイヤ無交換でピットアウトするチームもある中、同じミシュランを履く23号車は31周目に入りフルサービス。3号車も35周目に入り、同じくフルサービスでマコヴィッキ選手を送り出す。
 4番手で復帰するも38周目あたりから雨量が多くなり、グラベルにスタックした車両が出たためSCが投入される。

 この時点でピットインしてない車両などもあり、一旦6番手まで順位を落としていたが、SC解除後には他より早くレースラップを取り戻し、SC明け翌周には4番手、46周目には2番手までポジションを上げる。
 マコヴィッキ選手は他の車両より、1〜2秒速いタイムで周回を重ね、54周目にはついにトップに躍り出る。
 勢いは止まらず、他の車両が1分30秒を切れない中、27〜28秒台を連発し、最大で一時25秒のマージンを築き、5位までをラップダウンにするという圧巻の走りを見せそのままゴールまで走りきり、日産勢に今季初勝利をもたらした。

 今シーズンここまでのレースで、アクシデント、アンラッキーなどがあった3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rであったが、当初の宣言通り一歩ずつ、一つずつ課題をクリアし、チームとしても500クラス初勝利となった。

 平手のコメントは各媒体で出ているが、迎え入れてくれた日産・ニスモ陣営、苦しい展開でも叱咤激励しながら変わらないご声援を送ってくれるファンの皆様に恩返しができた事にとにかく安堵していた様子だった。

 改めまして、ご声援を送っていただいた皆様、日頃から平手を支えてくれているスポンサーの皆様、ありがとうございました。

2019年09月22日